大都会の生活には思わぬ罠が潜んでいる…。
最近のことであるが遡ること先月3連休の初日の土曜日、都心の繁華街の片隅にある日本語学校で一騒ぎが起きた。
前日金曜日の帰宅のさい、ふと教務室に設置してある留守電のスイッチを入れ忘れたことに気づいた私は、翌日昼下がりの午後、片道約50分かけ再び学校へと赴いていた。そこで、うっかり校内に設置されたセキュリティを解除しないまま何気に入ってしまったものだから、委託先の警備会社に通報が入るという事態を生んでしまったのである。
この事態は用事を終えた私が学校を出てしばらくしたところで、ふとトイレを済ませて来ようとUターンし戻ってきたところを、ちょうど状況確認に来ていた警備員の方とたまたま鉢合わせたことで明らかとなった。だが私が事情を話したときには時すでに遅しで、校内に誰もいなかったことを不振に思ったその若い警備員は警察にも通報。「そのガッツリした重装はいったい何のためにあるんだよ?」と思ったりもしながら、結局はこれが引き金となって騒ぎが急拡大する羽目に😖…。
時間差で警官が1人、また1人やってくるたびにいちいち事情を説明しなければならなくなった。そしてそれと並行するように甲高い警報音を鳴らしたパトカーが1台、また1台…。最終的には警官約10名に警備会社の上層部の方らしき人が2名ほど、ついでに日暮れの薄暗さの中に真紅のパトランプを威勢よく回すパトカー3台というキャスティングに。
(🙍♂️vs.👮♂️👮♂️👮♂️👮♂️👮♂️👮♂️👮♂️👮♂️👮♂️👮♂️👮♂️👮♂️👮♂️🚔🚔🚔)
学校前の通りはいまや殺人現場のような様相を呈し、その光景に吸い込まれそうになりながらも内心狼狽しまくる自分。ただそのあまりにも漫画チックな展開に事態を冷静に受け止めようとする自分も心の片隅にいたりと…😵なかなかスタンスを決められずにいる私はただただ苦笑いしかできずにいた。
その後、身分を証明するため教務室まで案内させられるわ、校長に電話をかけさせられるわ、幾度となく詫びの言葉を浴びせながら🙇♂️1時間近くの聴取を受けたものの、さすがにピークを過ぎると事態はあっけないほどに収束に向かっていく。私以外の関係者は瞬く間にはけ、静かな日常は程なくして舞い戻ってきた。
深く礼をして最後のパトカーを見送り、ぐったりしながら帰りの地下鉄に乗り込む自分。そこで速攻で同職員メンバーにLINEで謝罪のメッセージを入れ終えて、ようやく安堵感を得るにいたる。そしてこの迅速な事後処理のおかげで、連休明けの勤務日は特に誰からのお咎めを受けることなく、いつもどおりの日常を過ごせたのであった。
振り返るに🤔聴取中は大多数の警官はともかく警備会社の方たちが終始寛大に対応してくれたのは救いではあったかな。まあ😓向こう側からすれば、自分は顧客の一員にあたるわけだから。
ただもしあの時、トイレでUターンせずそのまま帰っていたら…😨。事態は間違いなく連休明けにまで引きずり、結果として同じ学校の職員にも迷惑が及んでいたことは否定できない。それを思うと今でも心底ゾッ😱とする。
久しぶりに己の無能さを痛感した一夜の悪夢💀であった。
コメント