卒業式も終了し🌸オーバーワークで退学を余儀なくされた2名の学生を除く15名の学生を🏢都心に佇む小さな日本語学校からも無事に送り出すことができた。今回担任として扱ったクラスはなかなかに手強いクラスだっただけに自身の日本語教師としての成長の糧を提供してくれたようにも思う。
今年度担当したクラスはとりわけ
🔸学生たちのやる気スイッチをいかにして入れるか。
🔸発想力をいかに開花させ語彙力と表現力の強化につなげていくか
🔸それらによってもたらされた会話の運用力をいかに議論レベルにまでもっていくか
このようなことに力を注いできたような気がする。学生の多くが私のレクチャーに対し「なぜそうなるの?」といった疑念を抱くこともなく、どこか控え目で受け身な姿勢をとりがちであったため、活気あるクラスづくりのためには個々の自主性の養成こそが急務だったように感られたからだ。
結果として大した成果を上げられなかった要因の一つは、学期が始まってからもシラバスをちょくちょく見直し変更を加えたために😥進捗に一貫性が失われたことにあったのではないかと反省している。最初の土台形成がしっかりしていなかったことが焦りにつながり💦本末転倒な結果をもたらしたということだ。学生たちのやる気を奮起させようと😤試行錯誤を凝らしながらも様々なスタンスで働きかけていくに従い、当初望んでいたものから徐々にかけ離れていったのではないかと振り返る。
意欲的にのぞもうとした姿勢はよかったと思うが、勢いだけが先行し計画性に乏しいところがあった。それを見極められたことも一つの大きな収穫ではあったようにも思うが、やはりまだまだ修行が足りない。
他方、指導で心底骨を折ったのは母国語でのおしゃべりとスマホいじりだった。最初こそ穏やかに、かつしつこく注意をし続けるという薬物療法的なやり方をとっていたが効果はほとんどなく、クラスの風紀がどんどん乱れていくなか💢結局は強い口調で叱りつけなければならなくなる。そんな繰り返しだったように思う。
叱らなけばならない日の前日というのは💙鬱っぽさのような重い感情が意識を席捲する。それでも「宿命として立ち向かわなければならない」と何度も自分に言い聞かせながら➰当日の授業直前にスイッチを入れられるよう調整に入る。日々このルーティーンの繰り返し😖今だに慣れない。
経験の積み重ねによって、このスイッチのon/offはある程度まで自由にコントロールできるようになってきてはいるものの、それでも日々のうっぷんは爆発し💢教壇を強く叩きつけ怒鳴り散らしたこともあった。卒業式を目前に控えたある後日、学生たちに当校の学校生活を振り返らせる作文を書かせたところ😓忘れられない思い出に私を怒らせたことと書いた学生が2人ほどいたのは印象深かった。
次年度もまた頑張ろう!
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